The Cloud Tank
クラウド・タンク
白い楕円球体のカプセル天板が伸縮する梯子によって上昇し、天板に取り付けられた噴霧器から乳酸菌水が噴射される。 東日本大震災が起こり、福島第一原子力発電所のメルトダウン(炉心溶融)と水素爆発により大量の高濃度放射性物質が大気に散布され、福島を中心とした東日本の広域にわたり大地と海が汚染された。 ヤノベはウルトラファクトリーでミーティングを重ね、アーティストであり生物学者の銅金裕司と、乗り物をモチーフに大型彫刻を手掛けるアーティストの國府理、そして有志学生とともにサヴァヴァル・リヴァイヴァル・ラボラトリー(S.R.L.)を発足し、実際的に除染効果の機能を持つ装置の開発に取り組んだ。
- 制作年
- 2011
- 素材
- FRP、鉄、油圧ユニット
- サイズ
- 140~440×240×240
- 所蔵
- ―
協力:京都芸術大学 ウルトラファクトリー プロジェクトチーム
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