SHIP’S CAT(Black)
シップス・キャット (ブラック)
2017年、福島で開催された「重陽の芸術祭」で、二本松城(霞ヶ城)本丸跡に展示された《SHIP’S CAT(Black)》は、日本古来からの幸福の黒猫をイメージし、厄災を払い、幸福を呼ぶために制作された。京都の檀王法林寺では、「 恐怖諸難を取り除き、衆生を救護し、光をもって諸法を照らし、悟りの道を開かせる」(華厳経)と同時に、夜の守り神でもある主夜神の使いとされている。江戸時代には、檀王法林寺で右手を上げる「招き猫」の彫像が制作され、それが起源の一つとなり今日の招き猫になった。 《SHIP’S CAT(Black)》は、二本松市内を見渡せる二本松城(霞ヶ城)本丸跡の東櫓台に置かれることで、周囲の風景をステンレスのボディなどに映し込み、同時に新しい風景を創り出した
- 制作年
- 2017
- 素材
- ステンレス、真鍮、FRP、アクリル、LEDライト
- サイズ
- 300×240×480
協力:京都芸術大学 ウルトラファクトリー プロジェクトチーム
- SHIP’S CAT [2017]
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