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    台湾の風景を映し、福をもたらす旅の守り神 ヤノベケンジ「SHIP’S CAT in Pingtung」

    『瓜生通信』

    2023.09.06

    edited by 京都芸術大学 広報課

    台湾の風景を映し出す新たな女神(Muse)

    2023年8月19日、台湾の最南端、屏東県(ピンドンけん)にある屏東海口港の看海美術館で、ヤノベケンジの台湾初となる個展「SHIP’S CAT in Pingtung」が開幕した(11月19日まで)。初日には、周春美(しゅう・しゅんまい)屏東県長も訪れ、大々的な開幕式が行われた。周県長は、猫耳のカチューシャをして登場するなど熱烈に歓迎。ヤノベが初の個展を看海美術館で開催したことに感謝の意を表し、看海美術館がアートの世界でさらに輝くことを信じていると挨拶した。ヤノベもスケジュールは厳しかったが、看海美術館の環境を見て一目惚れし、展覧会をすることを決めたと応えた。すでに台湾の多くのメディアで取り上げられており、オープン前には行列が生まれ観光客が押し寄せている。会期中、15万人を超える人々が訪れるという。

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    Image: ヤノベケンジ《SHIP’S CAT(Muse)》2023
    制作協力:京都芸術大学 ウルトラファクトリープロジェクトチーム| 撮影:李尚謙