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    • 二つのラッキードラゴン

      50 年目の邂逅 「水都大阪2009」の際に制作された《ラッキードラゴン》と《ラッキードラゴン構想模型》(2009)が2010 年、福島県立美術館で開催される「胸騒ぎの夏休み」展への出品を要請された。 《ラッキードラゴン…

    • 幻燈夜会

      邸に棲む「龍」と「虎」 ファンタスマゴリアとは、18 世紀末にフランスで発明された暗闇の中で幻燈機を用いて亡霊などを浮かび上がらせる写真や映画以前の視覚メディアである。ヤノベケンジは2007 年、「トらやんの大冒険-ファ…

    • ミュトス

      予兆としての「 大洪水」 「ミュトス」展は、富山県入善町にある北陸電力の元水力発電所を改築した美術館、その名も発電所美術館において行われた。発電所=美術館はあばれ川と言われた黒部川の扇状地に立地しており通常の美術館のある…

    • 水都—ラッキードラゴン

      街中を美術館に 「水都大阪2009」は、かつて水都として称えられた大阪の水辺の再生をテーマに、大阪府、大阪市を含めた官民一体の都市型博覧会として企画された。会場が複数にわたる大規模イベントだったが、当初計画された時よりは…

    • ウルトラ—黒い太陽

      「第四の物質」の彫刻 ヤノベケンジは2009 年、豊田市美術館での個展に向けて、ウルトラプロジェクトという名称に相応しい「かつてない超越的(ウルトラ) 彫刻」の制作を開始する。大阪万博会場跡地やチェルノブイリの廃墟での経…

    • パパ・タラフマラ

      演じる舞台美術 2008年6月に立体専門工房及び学科横断的な教育機関としてスタートしたウルトラファクトリーのディレクターに就任したヤノベケンジは、学生が第一線で活躍するアーティストやクリエイターのプロジェクトに参加するこ…

    • ウルトラプロジェクトからウルトラアートへ

      プロジェクトを超えるプロジェクト アートを超えるアート ウルトラプロジェクトとは、2008 年6月、京都造形芸術大学の全学生が利用できる立体造形技術支援工房として設立されたウルトラファクトリーにおいて、第一線のアーティス…

    • ウルトラファクトリー

      共に作る美術へ ヤノベケンジには幾つかの転換点がある。実機能を持つ機械彫刻で知られるヤノベの初期作品は、西洋的な彫刻の伝統とは異なる、日本のアニメ、漫画、特撮などのポップカルチャーを、現代美術の文脈に置き換えたものだ。そ…

    • ジャイアント・トらやん

      子供を守るロボット守護神 《ジャイアント・トらやん》は、子供の守護神、「子供の夢の最終兵器」として制作された全長7.2mのロボット型の巨大彫刻である。腹話術人形をちょび髭、バーコード頭にし、《ミニ・アトムスーツ》(200…